歩いてスーパーまで来た私たちは
夜ご飯の買い出しに来たはずなのに……



「ねー!何でこんなにお菓子あるの~??」

「夜、映画見ながら食べるのー」

「もー。自分で持ってよー」

「はいはい」


レジで清算をすませ
また来た道を歩いて帰った。



「祐ってさ…彼氏いんの?」

「なにー?いきなり。……いないけど」

「いや、特に意味は……」

「ふーん。じゃ、昌は?」

「俺?…俺はいないけど」

「え!?いがーい」

「なんで?」

「モテそうだから」

「まー。モテるけどな(笑)」

「でもいないんでしょ?」

「つくらねぇの!(笑)」

「まー。彼女いなくても生きていけるしね!(笑)」

「そうそう!天は無理だけどな」

「天って彼女いなかったことがないんでしょ??」

「そーだよ」

「飽きないね。ほんと」

「飽きてるよ。だからもう今は体目的」

「え!?ひどっ…」

「まーな。女も女だけど…」



またこうやって話すうちに家に着いていた。