天の車に乗るとシートベルトをした。


「めっちゃ雨降ってる~」

「ったく…」

「雨嫌いなんだもん」

「濡れてでも行けよ。学校」

「いーじゃん。朝、暇なんでしょ?」

「もーすこし寝たいんだけど?(笑)」

「ん?なんか言った?」

「お前、これから雨降るたんび『乗せて~』って言うつもりか?」

「もちのろーん♪」

「なんかムカつく」

「じゃあさ!賭けしない?」

「なんの?」

「まだ決めてないけど。私が勝ったら雨降る日は送る」

「俺が勝ったら?」

「それは天が決めて!(笑)」

「いーぞ!のった(笑)」

「決まりねー!賭けの内容決めなきゃね」

「俺決める!」

「えー」

「いーだろ?ほら着いたぞ!」

「はー。着いた」

「帰りは?何時終わる?」

「四時だけど。」

「じゃ、終わったら電話しろ!」

「迎え来てくれんのー?(笑)」

「内容言うから行ってやるよ!」

「はいはい!……てか番号知らない」

「あー。はい!これ」

渡されたのは名刺


アドレスと番号が
ご丁寧に書かれてあること…

「じゃあな!」


そう言って天は行き
私も校舎に入った。