ピピピピピ

またいつものように
アラームで起き、下に降りる。


今日でちょうど
ここに暮らし始めて2ヶ月


季節は六月に入っていた。


「また雨~?」


リビングで朝ご飯を食べながら
私はそう裕に愚痴る。



「祐そんな雨嫌いなの?」

「だーいきらい!」

「学校は?早くしないと遅刻するよ!」

「あーめんどくさーい」


ドンドンドン


「天が起きてきた」

カチャッ


「天おはよー!」

「はよ」

「ね!天送ってぇーーーー!」

「は?」

「雨降ってるしー。遅刻する!」

「いや。だるい」

「いーじゃん!お願い!一生のお願い」

「それ昨日も言っただろ?」

「一生のお願いは五回使えるの!ね??」

「……」

「おーねーがーいーしーまーすー!!」

「そんな顔すんなよ…待ってろ着替えてくるから」


「ラッキー!ありがと」

私は朝ご飯をバタバタ食べ終わる。


「ごちそうさまでした!」

「良かったね!送ってもらえて」

「うん♪じゃあ行ってくるね」

「行ってらっしゃーい」