「祐、今から何する?」

「とりあえず座ろうか」

昨日来たショッピングセンターに
友達と来た私だが…

やはりすることがなくなる。


だからフードコートのテーブルで
お話をしていた。


「どう?シェアハウス」

「んー。まー普通」

「かっこいい人いた?」

「まーね。」

「いーな。私も行きたいよー」

「あれ?」

目の前の席に見覚えがある男



ん?裕?

「ちょっと、ごめん」

私は席を外し男の人に近づいた

「あのー。すいません」

声をかけると男の人が振り返った。




「やっぱり、裕!!」

「祐、なんでここに…」

「友達と遊びに」

「そっかー。じゃあね」

「裕!!」

席を立った裕に私は思わず叫んだ。



「何かあったら聞くから!」

あー。言っちゃった。
余計なお世話だって…………



「ありがと。」
そう言って裕は帰って行った。





「あーあ。私って何で言わなくてもいーよーなこと言うんだろ」


「祐は昔からだよ(笑)」

「そうだっけ?」

「いじめられてる子みたらほっといたらいーのに祐は怒ってさ(笑)」


「それだいぶ昔だよね(笑)」

「まー祐のいいところだよ」

「…どうかな。あ!今、何時?」

「五時だけど…」

「あ、もうバイト行かなくちゃ」

「そーだね。じゃあまたね~」

「うん」


私は席を立ちバイト先に向かった。





携帯をとりだしメールを打つ





裕へ

何かあった??
私の思い違いかもだけど…
話せるなら聞くから
夜10時バイトが終わったら
帰るからリビングにいて。