裕side

由美との待ち合わせ場所に行くと
すでに由美はいた。

「ごめん!まった?」

「ううん。今来たところ」

「そっか。で話って?」

俺は席につき話を聞く。

「あのね…私、彼氏できたの」

「え!?」

それからの話は聞こえなかった。



どういうわけ?彼氏?
俺はじゃあ何?



だけど怖くて聞けなかった。
俺が捨てられたみたいで……



それから由美はどこかへ行った。


俺はどれくらいその場にいたのだろう