私はずっと前から春兎君に聞きたい事があったので聞いてみることにした。
「ねえねえ、春兎君…私達って…」
でも、それを言いかけて止めた。もし私が望んでいない答えが返ってきたら…?そう考えると聞くのが怖くなってきた。“私達って友達だよね?”と。
「…?どうしたの?」
「やっぱりなんでもない…」
「…まさか、僕達が友達かどうか確かめようとしてたの?」
「…っ!」
「はぁ…あのね、僕達はとっくの昔に友達なんだよっ!」
「えっ…?本当に…?」
「本当の本当に!」
ふと、目から涙が零れてきた。
「あ…ありがひょうっ!!ぐすっ…」
「もうっ、澪ちゃんは泣き虫だなあ!」
「…ご、ごめんなひゃいっ…でも…ほんとうにありがりょうっ…!」
私は春兎君に笑ってみせた。
「…っ////」
あれ、春兎君の顔が赤いような…
「ぐすっ…どうしたの?」
「な、なんでもない…よ///」
「そっか…熱があるんだと思った…。良かった…。」
「ありがとうっ!」
「うん…!」
途端に春兎君は真剣な表現になった。
「あのさ…僕も澪ちゃんに言いたい事があるんだけど…。」
言いたい事…?
「言いたい事って何?」
私はそう答えた。