そう言われたあたしは動きが止まってしまった。


そのあたしを見て廉造は笑って言った。



「ははっ。お前なんか可愛いな。」




顔が急に熱くなった。
同時に鼓動が激しくなった。

あたしは返す言葉が見つからなくて
トレーに次々コップを乗せていった。



恥ずかしがるあたしに笑った廉造は
急に動きを止めてあたしの頭に手を置いた。




ドキッとして、顔を上げられずに
あたしも動きを止めた。





「響、彼氏いんの?」