あたしも15年間生きてきた。
空気が読めない人間でもない。


だから一応笑っておいた。

多分、めちゃめちゃ不自然だったと思うけど。




「今日会えて嬉しいだろ。ははは!
 てーかさぁ・・・」






廉造は思いっきり渡邊蒼を指差した。




「何でこいついんの?
 今日って地元の集まりなんじゃねーの?」





場が一気に静まり返った。





空気読めよ・・・