「何よ~、地味子が私たちに刃向っていいと思ってるの?」



「そうよ、あんたも付き合いたいなら列の最後尾に並びなさい」



そう言っていつできたのか分からない長い列の最後尾をさした







「地味子じゃない、...」




たぶん眼鏡外したら大変な騒ぎになる


もしかしたら仕事に支障をきたすのかもしれない


でも、もう自分を隠したくない


自分の姿も気持ちも...




「え、...MIDUKI?」



「地味子が!?」




牛乳瓶の厚底みたいな眼鏡を片手に握りしめる