そんな私にコクリと頷いてくれた






人波をかき分けて中心部へと足を延ばす







「さんせーい!じゃあ翔くんと今日デートしたい人っ!」



「「「はーいっ!」」」





派手派手でかわいい女の子が黄色い声を上げて翔の腕をつかんでる




翔は私に背を向けているから気づいていない



こんなふうに私の気持ち一生翔が振り向いてくれなくてもいい





「そういうのうざいよ」





声が震えた