次の日。

ある男子に名前を呼ばれた。

「(あれ、那乃チャンの彼氏クンじゃん)」


真白クン、だったかな?

でも、確か俺は真白クンに嫌われてるはず。


結構前に俺と那乃チャンが歩いているのを見て、色々勘違いをしたらしい。



「…ちょっと来てよ」


男のくせに可愛いな、おい。


これに那乃チャンはやられちゃったわけだ。