「何よ…ッ!いっつも那乃那乃那乃那乃って!そんなに…、そんなに那乃が大好きなら、さっさとあの子のとこに行けばいいじゃない…っ!」


「しおり…っ」


何かを言いたそうにしてたけど、そんなの知らない。

最後に來をひと睨みして、教室をあとにした。


「(…もう帰ろう。)」


一応保健室に行って、早退するか。


頭冷やさなきゃ、だめだ。

たぶん、嫉妬。

たぶんじゃなくて、絶対か。