数分後__。
「よしっ!とりあえずうまく離れたな。
えーっと、これからどうする?」
「そうですねえ。と言うか、奏弥君はいつからさくらを?」
「あぁ、詳しくはわかんねぇけど仲良くなる前からっぽいぞ?」
「へぇ、そうだったんですか!
親友の恋がかなうのですから私からしたらとっても嬉しいですっ‼」
フワッと笑う詩音。可愛すぎだろ…///。
「あれ?てかさくらも⁉」
「はいっ!よく相談されまして」
「マジか、俺的にも嬉しいわ!」
…ピロロロン♪…ピロ【ピッ
詩音が、さくらからの電話だったのでスピーカーにして出た。
『詩音っ⁈あたしっ、あたしぃ…。
ヒック 奏弥と付き合う事になったぁぁあ!!!』
「ふふっ、はい。おめでとうございます!さくら‼」
『うんっ!…うんっ‼』
電話の向こうで、さくらはきっと、泣き笑いしているんだろぅ。
「さくら、奏弥。おめでとな!」
『わぁ!陸斗‼ありがとぉ〜‼』
『えっ!陸斗⁉
さくらっ!ちょっと変わってくれ‼』
『あ、うんっ‼』
『陸斗ぉぉぉぉお‼ありがとなぁ!
協力してくれてっ!』
「ははっ、あぁ。
お前らがくっついて良かったよ!
失敗してたら、詩音とも気まずくなりそうだしなっ?」
「へっ…///?」
顔を真っ赤にしている詩音。
「ははっ!かわいっ‼」
「かっ、からかわないで下さいっ///‼」
とりあえず、ほんとに成功して良かった。