「詩音っ‼今日文化祭の事決めるんだって‼」
キラキラした目で言ってくるさくら。
「ふふっ、楽しみですね?」
「うんっ‼」
この学校ではもうすぐ文化祭がある。
交流も兼ねているらしい。
「お前らー、席付けー!
今日は文化祭の話だっ‼案があるヤツは挙手‼」
佐々木先生の一言で皆が騒ぎ出す。
「たっくーん!俺、無難にコスプレ喫茶がいいと思いまーすっ!」
「ほぉ〜。いいんじゃねぇ?」
佐々木先生に続いて「賛成っ‼」って声が上がる。
「あのっ!私、陸斗君に執事やって欲しいです///!」
顔を赤らめていった女の子に続いて、また「賛成っ///!」って声が上がる。
とうの本人は引きつった笑顔を見せている。
「えぇ?僕は裏方でいいんだけとなぁ。」
なんて言っている陸斗君をおいて話は、どんどん進んでいった。
結果、陸斗君は執事。
奏弥君はホスト。
さくらはアリス。など、
裏方じゃない人の衣装は決まっていった。
あ、もちろん私は裏方ですよ?
地味ですもん。