「邪魔者が…失せろ!」


「それは無理だわ」


「なぬ?」


「おらよ!貴様こそこれで消えな!!」


するとメギャンヌの周りに真っ赤な炎が出てくる。


「な?!ぅ…ああああ!!」


「…あばよ…綺麗な人だったが魔王の手下だけはごめんだ」



「でもあんた…どうしてこんなに余裕で戦ってたんだ?」


「あいつには根っこがついている、根っこは植物だろ?だから火をつければ燃えるわけだ」


「賢いねぇ」


「エーゼル、ニコラ、助かった…」


「助かったわ」


「こんなの、当たり前だ!」

「さ、行こう」








しばらくしてメギャンヌが立ちあがる。


「ったく…ドレスが汚れるじゃないのよ!……私が死んだとでも思ったのかしら?バカね…私はそんなんじゃ死なないわよ…」


彼女はニヤリと笑うと消えていった。