「ま、そうゆう奴もいるって!エーゼル、食器洗ってきて」


アイレンはエーゼルに自分が使った食器を差し出す。


「なんで俺が?!」


「ま、いいからいいから!」


「…………はいはい」








「じゃ、行こっか、ミラトって町に」



「ええ」



「また砂漠かぁ…」


「気にしないの!男だろ!」

「男だろとか男女差別だろそれ!」


「ウダウダ言う奴は嫌われるよ」


「は…はい」


「大丈夫よ、地図を見るとここから砂漠はすぐ抜け出せるわ」


「おおそうか!じゃあ行こう」


エーゼルは早く行こうと3人よりも先に歩く。







「あづ〜あづ〜死ぬ〜」


なんとさっきまではりきっていたエーゼルが今3人より遅れてる。


「最初にはりきるからだよ!ったく…」


「エーゼル大丈夫?さっきのオアシスで水くんで来たから飲む?」


ユリナは今にでも死にそうなエーゼルに歩み寄る。


「おお!ユリナ…助かる!できれば口移しで…」