ニコラとエーゼルはあれからエーゼルの家に帰った。

「そういやニコラ、お前これからも宝探し行くのか?」


「どうしよっかな〜天上界と繋がったからね、行くかも!」


「はぁ…」


「ん?どうしたの?あたしがいなくなって寂しいとか?」


「ニコラ、俺…」


エーゼルはニコラをじっと見る。


「な…何?」


「俺…お前が家を出ていなくなったと同時に…お前と逢えない寂しさからほかの女と遊んで寂しさを紛らわしていたのかもしれない…」


「え?」


「だから…ごめん!今まで言えなかったけど…俺、ニコラが好きだ…初めて逢った時から」


「エーゼル…」


ニコラは恥ずかしくて下を向きながらも微笑んでいた。


「あたしも、あんたが好きだよ、宝探しに行っても、あんたのこと想ってるから」


「俺の家はお前の家でもある、いつでも帰って来いよ…待ってるから」


「うん」