「…アイレンが選んでくれた物ならなんでもいいわ」


「え?!俺が?!」


「ええ、なんか選んで」


「え……何にしようかな…」

アイレンは適当に辺りを見回す。


「…あれは?」


「ん?」


アイレンが見つけたのは見た感じあまり可愛くないウサギの置物。


「これ?」


「あ…ごめ…っなんか適当に選んだものだから…」


「…ううん…ありがとう、嬉しい、大事にするね」


ユリナは優しく微笑んだ。

「あ……そう?」










買い物を終えた途端にユリナはアイレンの手を引っ張る。


「ユリナ?」


「とっておきの場所があるの、今からそこに行きましょ」


「?」


アイレンはユリナに着いて行くことにした。