「そうかなあ・・・」



「寒いからに決まってんだろ」



「ふうん・・・高橋って彼女とかいないの?」



「は?そんなの、いる訳ないだろ」



「何で?モテるのに」



「モテてないって」



「手を繋いだりするのは私じゃなくて、これから出来る彼女にした方が良いよ」




「は・・何だよそれ・・・」



「そりゃそうだよ」



その時、下駄箱に着くと



「ねえ、高橋君」



その時、高橋に女の子が話しかけていた



ほら、モテてる・・・



私は、足早にそこから姿を消した



階段を上っていると、急いで階段を上ってくる音がした



「沢木!」



高橋・・・?



私は足を止めた