私は隼人の部屋を出て、尚紀に電話する前に春海に電話をした
「春海？」
「うん、どうした？」
「春海って、高橋の事好きだよね？」
「え？そんな・・・ことないよ」
「本当の事言って？怒らないから」
「・・・ごめん！ずっと前から好きだった」
「やっぱりね」
「怒ったよね？」
「ううん、私ね、好きな人が出来たの、だから、尚紀は春海に任せる」
「好きな人？どうしたの？いきなり」
「今日、尚紀と会う事になってたんだけど、行けなくなったから、代わりに行ってくれないかな？」
「え？」
「それで、私の代わりに来たって言って」
「ちょっとそんな事、出来ないよ」
「待ち合わせ場所はメールで送っとくから、絶対行ってね」
私は電話を切った
ちょっと無理やりだったかなあ・・・
でも、これくらいしないと、春海、行かないだろうし
