「ホントごめん。ケガしてない?」


「ぜ、全然っ!無傷です!」


初めてしゃべった。


顔をのぞきこんで「そっか」と笑った彼。


と、


「初良!…と、椎名じゃん!」


翼達が廊下に座り込んでる私のところに走ってきた。