「俺のそばにいればいい。」 「…。」 え?! 意味が少し、いや。 全然わかんないんですけど‼ 「む、無理ですよ‼」 「なんで?」 「私達、今日はじめて会ったんだし! 付き合ってもないんだし!」 「んじゃ。付き合う。」 「はぃ?!」 ガタ…。 レンが静かに立って、 静かに私に近づいてきた。 「俺からぜってーに離れんな。」 レンがそう言ったのは、 わずか数センチの距離しかない 私の顔のまえで…。