いつの間にか寝てしまっていたらしい。
真っ白い空間に戻っていた。
寝てはないんだけど寝てるような感覚なんだ。
まぁ、意識飛ばすと真っ白い空間に帰ってきてる。
時計を見ると針は6時になる13分くらい前をさしていた。
時計は基本的に、死んだ土地の時間と一緒。
きっとれん家についた。
帰宅部だしな、俺ら。
またれんの家まで歩かなければいけないかったるさを振りほどいて、疲れるはずのない肉体を動かす。
まるで世界が変わってる。
色が赤だったり青だったり、フィルタのようなものがかかるのだ。
…どーでも良いけど。
そうこうしてなんとか、れんの家までついた。
力を抜いて部屋に入る。
てか力を抜いて建物に入る時って、ひんやりしてて気持ちいいんだぜー。