「ちょっとぽこぽんさん!」

ものすごくがっくんがっくんと揺すられる。

「まだ話終わってませんって!」

まだ面倒事があるのか?

「ぽこぽんさんにはイルルさん誘拐の嫌疑がかかってますよ?!」

どうしてそうなった。

「イルルさんの親父さんがお怒りのようです。」

もう一回魂飛ばしていいですか。

「ぽこぽんさん大丈夫よ!」

ツキヨさんの声がした。

俺はとりあえず顔をツキヨさんに向ける。

「最後のやつは大丈夫よ。ちょっと旦那を張り倒してくるわ!」

ツキヨさん無茶です。

「でもこれ以上は本当にぽこぽんさん達についていけないのよ。」

えっ?!