「イルルさん、ピーマン5個詰めの袋作っといてください。」

八百屋嫁はめげずに
レタスをかごに放り込んで
キャベツを置いていく。

「イルル大丈夫?」

キタ!援軍キタ!!
リーヴェが戻ってきた。

リーヴェは売り場に入って
キャベツとレタスが
混在するキャベツ売り場を見た。

リーヴェは相変わらずニヤニヤした顔で

「もうやっちゃった後か。」

おいおい、予想できてたのかよ。

「今イルル何やってんすか?」

「ピーマンの詰め合わせ作業。」

リーヴェは無言でイルルに駆け寄った。

「なんだ?」

「あー、手遅れだ。やっちゃってる…。」