「わかったらもう結城くんに近づかないで!」


あたしはここで何も言えなくなる。



「は〜い、カット」


「なかなかよかったよ〜。つぎの場面で結城くんがどちらかを選ぶから。」


そっか。もうそんな場面か・・・あたしには関係ないし精一杯やろう。



そう思った。