会社に着くと、唯子は驚いたように俺を見た。


「今日は休みだと思いましたよ」


「あぁ、少し相談されてて」


「奥様にですか?」


「上条だ」


そういったとき、唯子はピクッと反応した。


「もう、女絡みはやめたらどうですか?」