「あの…実は相談事があって…」


よく、あの大きな会社で
社長の俺に相談しようと思ったな。


そこに、なんだか感心してしまった。


だけど、そんな気持ちもすぐになくなった。


目の前で泣き出した上条。


「上条?」


「助けてください」


泣きながら俺に抱きついた。