真澄と一緒に家を出て別れると、 言われたとおりに会社に向かった。 すごくどきどきしちゃう。 「あ、藍佳ちゃーんっ!」 「お久しぶりです」 何回見てもやっぱり若い。 綺麗だなぁ。 「あれ、透くんはー?」 「透はあたしのお母さんの方にお留守番です」 「まぁ、アノ子元気だからね」 「はい、ほんと困ります」 「あれくらいが子どもらしくていいんだよー!」 それじゃ、いきますか。と会社の中に入っていった。