「…気長に待ちなさい」


「あたし短気なんですけどー」


「じゃぁ無理かもね」


「えっ!だ、大丈夫だよ!……3年くらいなら待てる」


「ははっ、じゃあ頑張ってー」


付き合ってる二人がする会話じゃないとは思うけど、あたしにとっては幸せな会話。


疾風は窓から見えるこの景色を眺めながら、何を思ってるんだろう。