「…疾風」


……、あたしの言ったこと、疾風くん聞いたよね。

聞こえないわけないよね。


「蒼、帰る?それとも三人で話す?」


「…俺も居る」


「そ、それはあたしも入ってるのですか…」


まるで当たり前だろ、と言うような視線を二人で送ってくる。


「ええと、美零ちゃん?」


「はいっ、」


「話、聞いてくれる?」


「も、もちろんですっ」