・○゜。○゜。○・ それはニエマイアを想うユリシズの気持ちが、凍ってしまった彼の心を溶かしはじめたのです。 ――その日はとても清々しい日でした。 ニエマイアはいつものように顔を洗い、着替えを済ませ、忙しなく料理をしているユリシズがいる広間へと向かいます。 けれど、どうしたことでしょう。 ユリシズの姿が見えません。 ・○゜。○゜。○・