目をそっと開ける

白いラインがまっすぐにのびている

アイツは、今どうしているのだろうか…

「こぉぐぅれぇ~」

ゾクゥッ!!!

「早く走れって言ったよなぁ~」

背後で顧問の矢澤が、ドス低い声で言う

「はぃ」

びびったぁ~

矢澤は、どこかへ行ったが

あの鋭い視線は、俺から離れなかった

もう一度、集中する