「さつきさんの心臓ゎ
もう限界です。
残念ですが…」
「え…
まだ さつきゎ高校生ですよ?
そんなわけ…」
「………。
最善を尽くしますが…」
「治る方法ゎ?
ないんですか?」
「1つだけあります。
でも、かなり危険です。
それにそれをしたら
さつきさんが さつきさんでは
なくなるかもしれません。」
「それって…」
「…はい。移植です…。」
「成功する確率ゎ
低いんですか?」
「…30%くらいです。」
お母さんゎ今までに
見たこともないくらいに
大きな声で泣いていた。
最悪なものを聞いてしまった。
死ぬんだ、わたし。
これを聞いて思ったのが
たける君とどうするか。
別れよう。
一番みんなのためになる。
誰も傷つけないですむ。