「ハァハァゴホッッハァハァハァハァ」
そんなとき
こないだみたいに
体が宙に浮いた。
優しくて、落ち着く。
たける君だった。
無言で屋上まで
連れていってくれた。
呼吸も整ってきた。
「はい。」
そう言っておろしてくれた。
「ありがと。」
「ん。」
たける君ゎ
チャラそうに見えて
クールだった。
「………………。」
沈黙がつづいた。
「あ、こないだは
病院までありがとう。
たける君に
迷惑かけてばっかだね。
ごめんね。」
「迷惑ぢゃないよ。」
そう言って
笑顔になった。
あー、
たける君の笑顔すきだな。
そして、また沈黙。
「…………………あのさ…」