「悪い、ミレイ。」


そう言って私から離れたルキは、いつも通りの彼だった。



「大丈夫??」


ルキの顔を覗き込むと笑われた。



「ミレイ。
さっきの歌、凄く良かった。」



「あ、ありがとう...」


改めて言われると照れる...



「良かった、気に入って貰えて。」


ホッと安心してルキに微笑む。