「ルキ、公園に寄らない?」 家とは違う方向を指さす。 「構わないが」 「ルキにね、聴いて貰いたい歌があるの。 ってもまだ途中までなんだけど...」 「分かった。聴いてやろう。」 ルキが嬉しそうに見えたのは気のせい? 公園に着いて、 ルキが足を組んでベンチに座る。 「何を歌うんだ?」 「こないだの歌だよ。」 ベンチの上にギターを置いて、 ルキの前に立つ。