―――――ったく…

とんでもなく
子供離れしてないパパだよ。
でも、久しぶりに私は
パパの顔を見たのだ。

パパの仕事はホスト。
ママとは かけ離れた
世界だけど、 どうやって
出会ったのだろう?


私はのんびりと
柔道からの帰り道を歩いていた。


プップー

「紅祢♪」

『ママ!!おかえりー♪』

クラクションを鳴らしたのは
ママだった。

『思ったより早かったね!』

「今日は、藍飛が帰って来るって聞いたから、ダッシュで仕事片付けてきたの」

ママはパパに ぞっこんみたいだ。