翌日、学校へ行くと違うクラスの友達に即相談。

「どうしよう、、、神原ー、、、。」

「んー、、どーした?舞。」

この子の名前は、神原利緒(かんばらりお)。

かれこれ、3年間の付き合い。

「Oの事、いつも考えてしまって、、、。」

私の言う彼の名前は、大江俊(おおえしゅん)。

大江、だからO。

「それ言うんだったら私も助けてよー、、、。」

そう困った様に言う神原にも好きな人が居て、よくお互い相談したりする。

、、、と言うか、休み時間、友達と話さずに本を読んでいる私の邪魔をよくしに来る。

でも、助かっている面もある。

何より、こんなに相談できる友達は神原だけ。

この子とは色々あったり喧嘩したりしたけれど、部活が同じだったからとりあえず仲良くしていた。

信用?、、、そんなのはしてない。

人を信用した回数傷付いてきたから。

二人で相談していると、ドーン、と誰かがぶつかってきた。

「うわっ!」

「やった!」

そう言って笑みを浮かべているのは私が感謝している友達。

ななちゃん。

那奈美だから、ななちゃんって呼んでる。

自分のクラスにも友達は居るけれど、やっぱりこの3人で居ると落ち着く。

この3人で、バカみたいな話をして笑っている時が何よりも楽しい。