「隼くんの事か、、そのことなら
父さんからも話があるんだ。」



パパがソファーに座り
ゆっくりと話し始める。



それから隼の隣にいた子は
海藤財閥の娘で
隼の婚約者だと言った、、、、



、、、でもそれよりも
信じられないことを
パパは平然と口にした。


それは、、、、、。


”隼くんは公仰家を
潰すために来たスパイだった”


と、、、、



私は何も考えられなくなり
その場にうずくまった。




「、、う、、そ、でしょ?」



色んな感情がぶつかり合って
体が震えてくる。



、、隼、、、?

、、、嘘だよね?


私に”好きだよ”って
言ってくれたのも、、、、、

嘘だったの、、、?





私が何も言わず
うずくまっていると、


「そういうことだ。
分かったか?桜。
分かったらもう
隼くんの事は忘れるんだ。」