私達がそんな会話を
している間……、、
私のパパと真琴さんのお父さんは
仲良く喋っている様子だった。
「桜さん?ごめんね?
今日は来てくれてありがとう。」
真琴さんは申し訳なさそうに
顔をしかめた後、
まるで……子供のような
無邪気な笑顔を見せた。
「いえ。大丈夫ですよ。
仕方ないことですので……。」
「桜さんもやっぱり
お見合いは嫌?」
真琴さんがそんな事を
聞いてきた。
「そうですね………。
はっきり言うと私はお見合いは
苦手です………。」
「良かった……。
僕もなんだ…笑」
そう言った真琴さんは
なんだか悲しそうで
見ているこっちが泣きそうになった。