「俺、ここのケーキすごい好きなんだ。母ちゃんが作ってるの??」


彼の言葉に
胸が熱くなった。






私が待っていた言葉


゛ケーキ好き″






私の作ったケーキを
すごく好きって


美味しいって言ってくれてる。








「また、食べたい?」


私の問いかけに対して


「もちろん食べたいけど、学校終わってからだと間に合わないんだよな(泣)」





彼は落ち込んだようにそう言った。







そんなに私のケーキ
美味しいって思ってくれたんだ。





私は嬉しくてたまらなかった。











魔法使ってるのが
バレなきゃいいんでしょ。





つまり、私がケーキ作ってることは
1人くらいならバレてもべつに
大丈夫だよね。













そう思った私は、




彼を店に招待した。