「でもあの時、田山くんに気になる人が いるって聞いてね諦めた。 他の子より優れてる所がないから。」 口から出たら、どんどん吐き出た。 涙で顔が汚いけど、そんなのいいや。 「忘れようと思ったから、 朝早く学校に行かなくなった。 これでいいと思ってた。 でも勝手に目が田山くんを追ってた」 「うん。」