あんなに大盛り上がりだった クラスマッチも終わり、 淋しさが残った。 「予約してあるから打ち上げ行こ」 代表がわざわざ要望に答えて、 予約をしてくれたみたい。 「翠行く?」 「由梨は李樹くんとだっけ?」 「そうだけど、行くなら断るよ」 「いや、それは悪…!」 誰かが私の手を後ろから握った。