「どもっ!また会えたね」 田山くんはニカッと笑みを零して 私が抱えてるノートをひょいっと 軽々しく持ち、歩きはじめた。 「悪いから大丈夫だよ。 部活あるでしょ?」 「今休憩だから大丈夫。 自販機で飲み物買うついでにね。」 1ヶ月ぶりの田山くん。 何だか照れ臭い。 「見てたら何だか 邪魔しちゃいそうだよ」 「そうでもないよー。 走ってる時、周りの声とか 聞こえないから笑」