だが、今年は違う。


いや、違うふうにしたい。



もう俺らは中2じゃないか。


俺は散々待った。

なら、間違ってはいないはず。




俺は今日、瑞花に告白する──




そう、再び覚悟を決めてから、家を出た。





瑞花と俺の家は向かい同士で、瑞花はよく遅刻しそうになるから

俺が迎えに行っているのだ。



…なんてのも、瑞花と登校したいための建前だけど。