「姉ちゃんから、部長が僕の事を知ったキッカケ、僕をバレー部のマネージャーに誘った理由、僕に厳しくする理由。色々聞きました」

佳奈の奴、あの事喋ったのか・・・・・・。


「僕はずっと迷惑だって思ってました。もうコートに立てないのに、何でマネージャー何てって。でも、理由を知って、僕自身分かりました。僕の事を応援してくれてたのに、それに気付いていなかったんだって」


「高坂・・・・・・」


「あの日のスパイクで、僕自身が逃げてただけってはっきり分かりました。僕に勇気をくれたのは部長です」


余計な事をとも思ったが、佳奈のお陰もあって、アタシの想い、少しは届いてたんだな・・・・・・。


でも、それはそれ、好き嫌いとは別だろう?