助手席のシートを押し倒し、体重をかけないよう注意しながら菜月に跨がった。


驚いた顔をしたのは一瞬で、菜月はすぐに我に返ると結構な力で抵抗してきた。


だが、それも甘いキス一つで力が抜ける。


その隙を突いて、俺は菜月を可愛がった。


あまり時間はかけられなかったが、入念に、執拗に……。


菜月もそれに体で応えだす。


このまま、時が止まってしまえばいい。