顔は上がってないけど、余計に表情が見えづらくなった。 「琴海がつけると、すっごく可愛いよって、言ってくれて、買ったの」 「そっか。・・・なら見つけないとな」 「えっ・・・」 この時、俺の頭にある言葉が浮かんできた。 それは、過去に俺が口にしたことがあるような、ないいような、なぜか急に思い出した言葉だった。 「俺も、すっごく可愛い琴海が見たいし」