俺たちはもう一度あの倉庫へ向かった。



そして、さっき持ってきたばかりのごみの袋を開いて、ペンキの缶をチェックしていく。




赤に黄色に青に黒。



他にもいろんな色が、俺たちの手を色づける。





何十個もある缶を3人で一つづつ、くまなく見た。





「・・・無いな」



「はぁ・・・違ったのかなぁ」




「あ、制服に絵の具ついた!」




1時間くらい使って探したものの、やっぱり見つからなかった。